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新型コロナウィルスのパンデミック型の災害にどう対処すべきなのか。BCPの視点で考える

今回まさかの展開に驚いている人が多いと思います。
こんな形で事業に影響を及ぼすのかと。

今後考えられる新型コロナウィルスのような
パンデミック型の大規模災害にどのような視点を持つべきなのか。

検討していきたいと思います。

問題の本質はどこか

今回、何が一番の問題なのか。
それは人が動かない事です。

新型コロナウィルスによって人の動きが制限させられている。
事業そして消費活動の2点で人が動けないことによる
損失が問題なのです。

どんな仕事も人が連携することで仕事として成立し
事業が回っている本質と

消費活動によって経済が動いている本質に
よるところだと思います。

パンデミック型の災害は他の災害と違い
失われるリソースは殆どありません。

製造マシンが不稼働になったわけでもなく
電気や水道などのエネルギーの共有が
停止するわけでもありません。

人材が失われるわけでもありません。

しかし何故ここまで危機的状況に
なってしまっているのでしょうか。

行動の停止

人は動く事によって
経済や共有が回っている証拠と言えます。

行動が停止することで、消費が停滞し
経済速度が落ち、成果に影響を及ぼしている。
消費行動が落ちているから事業を推進を
修正しなければならない。

このような状況に陥っているのだと思います。
そしてもう一つの課題もあるように思えます。

人が連携出来ないことによる社内ダメージ

どんなに事業がIT化されていても
決定権や重要な部分は全て社員や
仲間が連携することで発揮される総合力です。

フェイス・トゥー・フェイスでやりとり
することで発揮できた速度というものに
影響を及ぼしていると考えられます。

要するに、社員一人一人が外注先となるような
状況と言えなくはありません。

社内でもチェックなどの確認作業、決定、連絡に対する
工数が増えたはずです。

工数の増加による事業推進速度の低下により
会社に大きなダメージを与えていると考えられます。

新型コロナウィルスの場合BCPを策定しても活きない

二つの課題を出しましたが
本質的には人間の行動の停止による
経済的なダメージが主だと捉えるべきです。

ですので、新型コロナウィルスによるパンデミック型の災害は
BCPの視点でアクションを考えると
下記のような視点になるでしょう。

経済活動とは別の影響による対処的な行動

BCPを策定していれば、既存のBCPのプランを
条件を修正して適応するのが良いでしょう。

パンデミック型の災害に際して別途BCPを練る必要は
あまり感じません。既にあるならば既存のBCPのプランの中で
今回に適応すべき内容を反映させた形をとるべきだと思います。

エボラ出血熱だったら本格的なBCPを意識すべき

エボラ出血熱のような感染力、致死率の高い
ウィルスだったら別です。

致死率が高いウィルスのパンデミックは社員の
生命の危機にさられます。

人材リソース損失は事業の推進に大きく影響するため
事業を継続しながら社員をどのように守っていくか
事業継続をしながら社内リソースの再分配やプロセス化を
計画(BCP)立てておくべきでしょう。

ダメージが発生している本質を捉えることで
BCPを活かすポイントも変えていった方が良いと言えます。

新型コロナウィルスは
基本的にはインフルエンザのようなタイプです。
致死率は他のウィルスよりも高いですが
基礎体力の高い若年層には感染しても
風邪と似たような症状で収まります。

しかし、体力が落ちている方や高齢の方の場合
肺炎を起こしての死亡率が高い傾向になり
新型コロナウィルスの問題点は感染力の強さになります。

新型コロナウィルスが既存のウィルスのように
具体的な予防策がまだ開発されていない点が問題になっているのです。

この問題点によって国外、国内ともに経済活動の停滞が発生し
様々な問題が発生しているという現状になります。

パンデミック型の災害に対する対策

パンデミック型の災害で意識すべき点は
社員の生命の危険性があるかです。

パンデミック型の災害対策のゴールは
事業活動で自社のリソースがパンデミックの
影響を受けない状況を作る事です。

要点になるのは人材になるところが多いでしょう。

人材が影響を受ける接点は社外と社内の2点です。

社外の人と接点を減らす事よりも、社外と接点を持つ人への感染チェックと社内のみの接点で済む人材との接点を減らし、社内で感染に対するフィルターを作ることにフォーカスしましょう。

生命の危険性がある場合には
社員を守るための対策プランを作りましょう。
計画に盛り込むべきポイントを検討しました。

1 感染経路の断絶
  ・感染経路断絶方法の検討
  ・感染経路遮断のためのプランニング
2 感染状況の確認
  ・感情状況の確認のための方法
  ・感染状況のチェックサイクルプランの作成
3 社内感染者への対策
  ・医療機関への搬送
  ・搬送手順、二次感染対策
4 連携/連絡対策
  ・発生後の連携方法のプランニング
5 穴埋め対応
  ・穴埋め作業のためのプランニング

新型コロナウィルスのような致死率が
さほど高くないようなパンデミック型の災害
社員の生命に影響を受けない場合には
次ぎの計画がポイントになるでしょう。

1 感染対策
  ・感染経路の洗い出し
  ・感染防止対策
  ・社内での感染防止対策
  ・二次感染対策
2 感染状況の確認
  ・感情状況の確認のための方法
  ・感染状況のチェックサイクルプランの作成
3 リモート対応の可否
  ・リモート可能な事業の選出選定
  ・リモート出来ない事業の確認
  ・リモート作業への配分
  ・事業速度への影響度の判断
4 連携/連絡対策
  ・発生後の連携方法のプランニング
5 穴埋め対応
  ・穴埋め作業のためのプランニング

新型コロナウィルス型のパンデミック対処は
経済活動の煽りでのダメージが多いため
事業の損失を抑えて経営を維持するかの方が主になるでしょう。

そのためのリモートワーク対処や
事業の一次的な縮小と言ったところではないでしょうか。

殺人ウィルス襲来による本格的なパンデミック型災害の予行演習としては最適かもしれない

BCPのプラン立てのための計測や予行演習や
プランニングの問題店の洗い出しには有効かもしれません。

もし殺人ウィルスが蔓延するような場合に事前の計画立てや修正は困難になるでしょう。何故なら感染速度を考慮すればその場での計画はほぼ立てられない。

個人が家族や大切な人を守るだけの動きしか
対応できないと予想できるからです。

映画「アウトブレイク」を知っていますか?
映画「アウトブレイク」のような速度でウィルスが街中に
広がること考えて下さい。

映画「アウトブレイク」のあらすじです。

アメリカの小さな街でウイルスによる死亡者が発生します。未知のウィルスで対策が行えず、感染者は街中に広がります。
致死率の高いウィルスは空気感染し、感染者は死亡するまでにウィルス街中にばらまいていたのです。
完全防護服の医師が街を救いにいくのですが対策が打てず
劇中盤には街は区画閉鎖されてしまいます。
そしてウィルス拡大を防ぐため
国は爆弾によるウィルスの滅菌まで話しが広がっていきます。
結論として、血清が間に合い街は救われるというお話です。

物語は家族や医師という視点でしか語られていません。
会社や事業継続という視点から考えれば
事前にパンデミックに対する計画だけでも
準備しておく必要は必ずあると言えます。

何故なら会社も街と同じように人と人とが密接に交差する場所であり
パンデミック発生の起点となる部分に他ならないからです。

新型コロナウィルスのパンデミック型の災害の本質

情報の煽り耐性のない国民による社会的ウェーブ

危険がないとは言いませんが
新型コロナウィルスの作りだいしている状況は
人が作りだしている人為的な問題です。

昨年から日本は過剰に
保護体質になってきた印象を受けます。

ですので今回のパンデミックは
本質的にはパンデミックではなく

社会的なウェーブによる影響でしかない。
と捉えるのが良いでしょう。
そして国がそのウェーブに対しても
反応するようになってきたという現状です。

状況を間違わないように気を付けるのも
今後のBCPを検討する上で大切かもしれません。

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